過日、県下市議会議員研修会が会津若松市で開催され、「地方分権時代における自治体議会の果たすべき役割」と題した、早稲田大学大学院教授 北川正恭さん(元三重県知事http://www.office-kitagawa.jp/index.html)の講演がありました。
中央集権から地方分権の時代になった今日、東京一極集中に対応するには自治体が自立して行かないと将来に明かりが見えないとのことであります。 自治体にあっては自己決定、自己責任の時代であり、議決機関である議会も責任が問われるとのことであります。 あるアンケート調査では「議会はいらない」という8割を超える回答があったそうです。 議員は認められても議員の集合体である議会というものの存在が見えないということだと思います。
定数、報酬など量的改革だけでなく、議会全体を変えていくことが大切で最も取り組まなければならないことだそうです。
また、議会改革の取り組みとして議会基本条例の制定、通年議会の開催、次回事務局の充実などをあげておりました。
法や条例を原則に執行している行政に革命は起こせない、民意を反映させるのは議会である、という言葉に今後の議会改革、活性化にむけた取り組みに意欲が湧き有意義な研修会でした。